モロヘイヤはβ-カロテンを多く含む緑黄色野菜

DHAの弱点をモロヘイヤで守る

脳の働きを活発にし、記憶力、思考力などに良い影響を与えるDHAですが、活性酸素により酸化され、過酸化脂質を作りやすいというのが弱点です。

 

その弱点を防ぎ、DHAの効果を守るためには、β-カロテンを多く含むモロヘイヤなどの緑黄色野菜と一緒に取るのが効果的です。

 

β-カロテンは、活性酸素がDHAの酸化を防御するかのように、自分が酸化します。
そして、一度酸化しても、再びもとに戻ります。

 

モロヘイヤは、β-カロテンの含有量が野菜の中でもトップレベルで、ホウレンソウの5〜6倍です。
魚を食べるときは、モロヘイヤを使ったサイドメニューを添えましょう。

 

ファラオ(王様)の野菜、モロヘイヤは奇跡のエネルギー源

モロヘイヤといえば、エジプト料理によく登場します。
エジプトでは紀元前から食べられていて、クレオパパトラも好んで食べたと言われています。

 

古代エジプトで原因不明の重病になったファラオ(王様)が、モロヘイヤスープを毎日飲んだところ、奇跡的に快復したことから、アラビア語で「王様の野菜」と呼ばれるようになりました。

 

生命力も強い植物で、エジプト料理はもちろん、和食にも広く使われるようになった頼もしい栄養補給源です。

 

 

 

モロヘイヤ・オクラのネバネバエネルギーで脳も疲労回復

 

モロヘイヤ、オクラなどの粘り気には、「ムチン」という成分が含まれています。

 

ムチンは、胃壁を保護し、消化不良を防ぎ、正常な食欲を維持させます。
タンパク質分解酵素を持つので、タンパク質の効率良い消化・吸収を促し、疲労回復に効果があります。

 

またコレステロールを下げたり、抗ウィルス効果、血糖値の上昇を防ぐなど、体調を整え、脳の機能も安定させます。

 

オクラは、ビタミン類、鉄分なども豊富です。
胃腸に疲れが出ると、精神的にも疲れやすくなるので、サッとゆでたオクラを使った料理などは、夏バテ予防にもなります。