ゴマに含まれるビタミンB1は情緒を安定させ、セサミンの抗酸化作用も魅力

ゴマのビタミンB1で深みのある脳に

私たちの脳には、限りない可能性があります。
世の中を変え、歴史を築いてきたあらゆる功績も、最初は誰かたった一人の脳に「アイデア」として生まれたはずなのです。

 

そのアイデアを実現していく際には、様々なストレスが生じます。ストレスとは、精神的緊張のことで、食欲不振や不眠、ひどくなると胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの発症の原因になります。

 

ストレスは自律神経、つまり交感神経と副交感神経が深く関係しており、そのバランスには食事の取り方が大きく影響します。
規則正しく適度な量の栄養を取ることが何より大切ですが、特にゴマに含まれるビタミンB1は、脳内物質の代謝を促進させ、情緒を安定させる効果があります。

 

イライラしやすい人、やる気がおきない人は、ゴマを鉢で軽くすりつぶして、毎食、ご飯やおかずにかけて食べてみてください。
ゴマは粒が細かく、そのままでは歯で噛み砕きにくいので、すりつぶすと消化吸収が良くなります。すりつぶしてから時間が経つと成分が変化してしまうので、すりつぶすタイミングは、食べる直前がべストです。

 

ストレスはネガティブな出来事があったときのみに起こることではありません。夢に描いていた場面が訪れ、自分の力を最大限に発揮しようとするときなど、ポジティブな状況にも精神的緊張はおこります。

 

ゴマを日常的に食べ、どのような精神的緊張もスマートに乗り越えられるよう、深みのある脳をつくりましょう。

 

 

 

セサミンで脳も体もしっかり守る

 

脳にとっても体にとっても、活性酸素による過酸化脂質は悪影響をもたらします。
それを防ぐ抗酸化成分は、いろいろな種類のものがありますが、ゴマに含まれるセサミンは、特別な働きをします。

 

活性酸素は、食物中や血液中にも存在するので、通常抗酸化物質は、消化吸収の過程や血液中においても、活性酸素を抑制する働きをします。
つまり、活性酸素が待ち構えている肝臓に到達する前に、使い果たされてしまう抗酸化物質も多いのです。
けれどセサミンは、肝臓にたどりついてから、活性酸素を抑制します。

 

また、ゴマはビタミンEも豊富に含まれるので、消化吸収中や血液中での抗酸化機能もあります。
血液をサラサラにする効果や脳の機能を正常に保つ働きもあり、カルシウムの含有量も多く、精神を安定させます。

 

ゴマの効果はタンパク質と合わせて取ると高くなるので、卵を使うセサミクッキーなどは、ストレスの多い現代人の軽食に最適です。